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量子コンピューティング

保険セクターでの来たる量子時代に備える

digital technology tunnel big data digital square corridor with futuristic matrix

概要

  • 2022年の設立以来、AIOI R&D LAB-OXFORDではビジネス課題の解決に加えて、先進性を追求してきた。その中でも、近いうちの実現が有力視され、社会全体に与えるインパクトも非常に大きい、且つ、設立パートナーのマインド・ファウンドリが技術と研究ネットワークを持つ量子コンピューティングに注目。あいおいニッセイ同和損保の持つ保険の知見と顧客基盤を使い、量子コンピューティングを理論上のもので終わらせることなく、いち早く世界中の社会課題の解決に結び付けていくため研究開発を進める。

詳細

背景

  • 2022年の設立以来、AIOI R&D LAB-OXFORDではビジネス課題の解決に加えて、先進性を追求してきた。その中でも、近いうちの実現が有力視され、社会全体に与えるインパクトも非常に大きい、且つ、設立パートナーのマインド・ファウンドリが技術と研究ネットワークを持つ量子コンピューティングに注目。

  • マインド・ファウンドリはAutoQTというUKコンソーシアムに参加しており、量子プロジェクトに対する知見と研究ネットワークを持っている。本プロジェクトでは、同社がそこで培った知見を活かし、世界に広げられる量子コンピューティングを使ったソリューションを共同開発する。

仮説

  • 古典コンピュータがそうだったように量子コンピュータは現在の世界を一変させる力を持つ。最も実現が近いとされているのはアニーラーを用いた最適化であり、保険との親和性も高い。例えば、災害時などのリアルタイム性が求められる場面での輸送経路や輸送物資の最適化、多くの車を抱える企業への最適ルート提案など。

  • アニーラー以外の汎用量子コンピュータもプロジェクトにイノベーションをもたらす可能性があり、先回りをしてQuantum ready(量子時代に備える)の状態になっておくことで、競争優位を確立​する

  • マインド・ファウンドリの持つ量子の知見と研究ネットワーク、AIOI R&D LAB-OXFORのデータサイエンス力、あいおいニッセイ同和損保が持つ保険と大きな顧客基盤とを組み合わせることで、机上の空論ではなく、量子コンピュータを使ったソリューションを実際のビジネスにまでつなげることができる。それによりビジネスと技術研究の両方の発展に貢献できる。

研究開発

  • 現実に抱える様々なビジネス課題に対して、古典コンピュータと量子コンピュータでの解法を比較して量子優位性のあるユースケースの特定を行う。

  • 特定したユースケースにおいて、アニーラーで実装できるものについては、実際の問題を小規模に解くことで実際のビジネスバリューを獲得する。

  • 将来開発されるハードウェアでの実装を目指すものは、古典コンピュータ上でアルゴリズムを組み、準備万端の状態になっておく。

次のステップ

  • アニーラーで実装できるユースケースについて実装を目指す。

  • 汎用量子コンピュータを見据えたプロジェクトもQuantum readyの状態を目指す。

関連情報

​以下に関連情報がありますのでご覧ください。

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